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建築士のお話しブログ

 

壁厚収納

壁の厚みを利用して設けられる収納を壁厚収納といいます。最近では壁の厚みさえも無駄にしない家造りが多く取り入れられています。壁を凹ませ収納スペースを確保することで収納不足の解消にも繋がりますし、飾り棚として利用してインテリアのアクセントとすることもできます。壁の厚みを利用するのでスペースに影響を与えることもありません。スペースに余裕がある場所はもちろん、余裕がない場所でも気軽に設けることができるのです。

また、新しい家具を増やす必要もなく、建物に造り付けるため地震による転倒の心配もないのです。外壁面は断熱材が入るため設けることができない場合もありますし、内壁面においても柱や筋交いの影響で設ける位置やサイズが限られてしまうこともあるのですが、有効に利用できる壁を無駄にすることなく、収納スペースの充実に役立てたいものです。

トイレのような広さに限りのある空間にこの壁厚収納は非常に有効です。限られた広さのトイレにもトイレットペーパーやサニタリー用品、掃除用具、手拭きタオルなどトイレ内に収納しておきたいものは意外と多いです。これらを収納するのに収納家具を設置すればトイレがますます狭く、空間に圧迫感を与えてしまうのです。

そこで壁厚収納を設け、トイレ内で必要な物をきちんと収められるようにします。ここに収納する物は目に触れると生活感を与えてしまうため前に扉を設けてしっかりと収納している物が隠せるようにします。扉はクロスの色と合わせることで空間に馴染みやすく違和感を与えません。壁の厚みも無駄にしない家造りがこれからも求められていきそうですね。

Filed under : 住宅
By admin
On 2018年9月24日
At 6:02 AM
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