新築住宅と私

建築士のお話しブログ

 

狭小住宅におけるリビング

 狭小住宅では、細かく部屋の機能と間取りを分けてしまうと、ひどく狭く感じてしまいます。そこで、1部屋大きく取り、1つの機能に限定することなく、複合的な機能を持たせることが大切です。例えば、時間ごとに部屋の役目を変えていくことで、狭小住宅でも豊かに暮らすことができます。しかし、そのためには、ぱっと変身できる工夫がポイントになってきます。手間がかかるようでは、ストレスになってしまうからです。

 狭小住宅の場合、ダイニングとリビングと子どもたちの遊び場や勉強部屋を時間別に変化させていくことします。

この時のポイントは、家具です。ダイニングに必要なダイニングテーブルと椅子、リビングに必要なリビングテーブルとソファー、勉強部屋に必要な机と椅子です。次の部屋に変化する時は、それらをどうするのか、考えなくてはいけません。ダイニングテーブルを収納してしまうのでなく、高さを低くすることで、リビングテーブルとして使い、ソファーは木で骨組みを作り、壁面収納の1つのパーツとして、収納して置けるようにします。その木組みの上にマット部分を置くことで、ソファーとして使用します。このソファーは、長さを190㎝にします。そうすれば、ベットとしても、使うこともできます。さらに、壁面収納の一部を折りたたみ式の机にします。小学生程度ならば、ここで宿題ができます。

もちろん、ペライベートルームに中学生以降、勉強をする机が必要になりますが、それまでは、リビングデスクで十分です。狭小住宅では、部屋の機能を重複させることで、部屋を創出していきます。狭小住宅のポイントは家具です。家具のセレクト、作りつけによって、空間は死蔵されることなく、活用されていきます。

Filed under : 住宅
By admin
On 2012年6月20日
At 9:06 PM
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