新築住宅と私

建築士のお話しブログ

 

壁厚収納

壁の厚みを利用して設けられる収納を壁厚収納といいます。最近では壁の厚みさえも無駄にしない家造りが多く取り入れられています。壁を凹ませ収納スペースを確保することで収納不足の解消にも繋がりますし、飾り棚として利用してインテリアのアクセントとすることもできます。壁の厚みを利用するのでスペースに影響を与えることもありません。スペースに余裕がある場所はもちろん、余裕がない場所でも気軽に設けることができるのです。

また、新しい家具を増やす必要もなく、建物に造り付けるため地震による転倒の心配もないのです。外壁面は断熱材が入るため設けることができない場合もありますし、内壁面においても柱や筋交いの影響で設ける位置やサイズが限られてしまうこともあるのですが、有効に利用できる壁を無駄にすることなく、収納スペースの充実に役立てたいものです。

トイレのような広さに限りのある空間にこの壁厚収納は非常に有効です。限られた広さのトイレにもトイレットペーパーやサニタリー用品、掃除用具、手拭きタオルなどトイレ内に収納しておきたいものは意外と多いです。これらを収納するのに収納家具を設置すればトイレがますます狭く、空間に圧迫感を与えてしまうのです。

そこで壁厚収納を設け、トイレ内で必要な物をきちんと収められるようにします。ここに収納する物は目に触れると生活感を与えてしまうため前に扉を設けてしっかりと収納している物が隠せるようにします。扉はクロスの色と合わせることで空間に馴染みやすく違和感を与えません。壁の厚みも無駄にしない家造りがこれからも求められていきそうですね。

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On 2018年9月24日
At 6:02 AM
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ファミリークローゼット

新居に住み始めて一番設けて良かったと実感しているのが、洗面室の隣に設けたファミリークローゼットです。タオル類をはじめ、家族みんなの衣類をここ一か所で管理しています。私は家事の中で一番、たたんだ洗濯物をクローゼットにしまうという作業が一番苦手でした。それは、タオル類や下着、子ども達の衣類に夫婦の衣類とそれぞれ別々のクローゼットで管理していたため、しまうという作業を行うだけで住宅内を行ったり来たりして無駄な動きが多かったからです。

そこで新居でもこの家事への不満を解消するためにファミリークローゼットを設けたのです。洗面室では、身支度を行いますし、脱衣室としても利用します。この隣に互いの空間をスムーズに行き来できるよう動線を確保したファミリークローゼットを設けたことで、朝はヘアセットやお化粧を行うと同時に衣類まで着替えることができ、入浴の事前準備もかなりスムーズに行えるようになっています。そして、何よりもたたんだ洗濯物をここに持ってくればすべて同じ空間に整理されているので作業が効率よく行えるのです。

このファミリークローゼットは、掛ける収納を充実させました。そのため洗濯物をたたむという作業が簡略化できていますし、衣類がどこに何があるかが一目で把握でき、シワになりません。家事を効率よく行えるだけでなく、家族みんなが着替えがしやすく、身支度がしやすい住まいとなっています。ファミリークローゼットはおススメです。

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On 2018年7月12日
At 2:29 PM
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可動間仕切り収納

我が家の子ども部屋には可動間仕切り収納を取り入れました。これはその名前の通り、移動ができ、間仕切りの役目を果たしてくれながらも収納機能を兼ね備えたものです。子ども部屋にこれを設けたのは、子どもの成長過程によって子ども部屋に求められる空間のあり方が変わってくるからです。

幼少期にはそれぞれの個室は必要ありません。それよりもおもちゃを思い切り広げて遊べるスペースや兄弟姉妹、お友達と走り回って遊べる空間が求められます。そこでこの幼少期は広々ワンルームの子ども部屋の壁に沿わせるように可動間仕切り設置します。これなら広々とした空間が確保でき、のびのびと遊べます。ワンルームは将来2つや3つの個室になることを想定して、出入りするドア、窓、照明、コンセントをあらかじめ環境を整えておきます。このようにしておけば大掛かりなリフォームをすることなくこの可動間仕切り収納を移動させることで空間を簡単に区切ることができるのです。

子ども達が成長してくると今までのように兄弟姉妹との空間の繋がりを確保しながらも、プライベートな空間が欲しくなってきます。この時期は、可動間仕切り収納を半分だけ部屋の中央部分に移動させプライベートな空間を確保します。そして、中学・高校生頃になるとそれぞれ個室を求めるようになります。この時にもう半分の可動間仕切り収納を移動させ空間を完全に区切るのです。子ども達が成長するといずれは巣立っていきます。巣立って行った子ども部屋を再びワンルームに戻して新たな活用法を取り入れることもできるのです。子ども部屋にはこの可動間仕切り収納を用いて、「今」にピッタリの空間造りを行えるようにしておきましょう。

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On 2018年5月16日
At 3:01 PM
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横一直線の家事動線

専業主婦である私が、家造りで注目したのが家事動線です。家事を効率よく行えるようにするには家事動線をコンパクトにしておくことが大事です。家事が効率よく行えることで家事の時短も実現できるのです。家事の中心はキッチンです。そのキッチンを中心に家事動線を考えました。

キッチンとよく行き来をするのが洗面室です。キッチンで夕飯の支度をしながら、洗面室で入浴の事前準備をしたり、朝食の支度をしながら洗濯を行ったりとキッチンと洗面室では同時に2種類の家事を行うことも多いのです。そのため動線を短く、そして行き来のスムーズさを確保することで同時に2種類の家事を行いやすく、家事の効率が格段とアップします。

キッチンと洗面室はウォークスルー収納で繋ぎました。通路の片側をキッチンパントリーとして利用しており、もう片側は洗面クローゼットとして利用しています。二つの空間を繋ぐ形で設けられているため行き来の際に次に行く空間で必要な物をサッと取り出し、利用させることができます。

例えば、キッチンから洗面室へ行く際にはタオルや家族の下着などを取り出し、洗面室に設置します。キッチンへ戻る際には使用する食材や調理器具を取り出しキッチンでスムーズに利用することができます。無駄な動きが全くないのです。そして、キッチンの横にはダイニングを設置しました。一日三度もある食事の支度にはキッチンとダイニングの動線が関わってきます。キッチンの前にダイニングを配置する間取りが多いですが、キッチンの真横にダイニングを配置した方が、動線が短く、横移動で移動のしやすさも高まります。キッチンという空間が身近に感じられ家族が積極的に手伝ってくれるようにもなりました。洗面室・キッチン・ダイニングを一直線で繋いで家事の効率を高めましょう。

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On 2018年4月4日
At 2:33 PM
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小上がりの和室

我が家に設けた和室は、一体感のあるLDKに隣接する形で小上がりの和室を設けました。和室に高低差をつけたのは、普段は和室の建具を開けてオープンにしておくからです。リビングとの繋がりを大事にしたいので建具はオープンにしておき、リビングの延長として多目的に利用できる和室にしました。

しかし、洋風のLDKと畳の和室が隣接するので互いの空間に違和感を与えないように床に高低差をつけたのです。そうすることで建具で仕切らなくても空間のメリハリが生まれるのです。高さを設けたことで腰を下ろしにも最適のスペースになっています。ソファでくつろぎたくても家族が占領していることも多く、床に座りこんでしまうと立ち上がるのが面倒でつい休憩時間が長くなってしまいがちです。小上がりの和室で腰を下ろして、そのまま体を倒してゴロンと横になって休憩もできるのです。

高さを設けたことで畳下のデッドスペースを利用し収納スペースを確保することができました。引き出し収納は奥に収納したものまでしっかりと物が出し入れしやすく、和室で使用するものやリビングで使用するものを大容量に収納することができています。そして中央部分は掘り込み、冬は掘り込みコタツとして利用できます。コタツで家族や友人とお鍋を囲み食事をするのに最適の和室となっているのです。

ここには壁にカウンターを造り付けています。和室は子ども達が遊んだり、昼寝をしたり子どもが使用する機会が多いだけにこのカウンターを利用してスタディーコーナーとして利用させようと思っています。カウンター下も掘り込み足がゆったりと伸ばせるようになっているのです。小上がりの和室は多目的に利用できるだけでなく、居心地の良さも高まっているのです。

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On 2018年2月20日
At 11:34 AM
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リビングに吹き抜け

リビングやダイニングの一部分に吹き抜けを取り入れている家庭も多いです。最近では間仕切りなどで空間を区切るのではなく、視界を遮ってしまう間仕切りはできるだけ設けず横の繋がりを大事にした空間造りが取り入れられています。横の繋がりを大事にすると同時に縦の繋がりも大事にしてみてみるといいと思います。それは吹き抜けです。

吹き抜けを設けることで、二階にまで視線が繋がり奥行が生まれ、面積以上の広さを実感できます。また、高い位置に設けられた窓からはたっぷりの日差しを確保でき、また風通しもよくなります。一階と二階で家族が別々のフロアで過ごしていても吹き抜けを通して互いの気配を感じることができ、家族の繋がりを実感できるのです。吹き抜けに向かって声をかけると一階と二階で会話のしやすい家にもなるのです。

吹き抜けのデメリットとして多くの人が懸念しているのが冷暖房効率だと思います。特に暖房使用時です。暖かい空気は上昇するため吹き抜け部分を通り暖気が二階へ上がってしまうのです。そのため足元部分がひんやりするのです。このデメリットへの対策をしっかりと行うことで一階と二階で温度差の少ない住まいになるというメリットへと変えられるのです。

建物自体の断熱性を高めることと同時に熱の出入り口で一番大きな窓の断熱性を高めるのです。これらの断熱性を高めることで冷暖房効率も高められるのです。吹き抜け部分に天井ファンを設け、上がってくる暖気を一階へと循環させるようにしたり、足元から暖めてくれる床暖房を取り入れるのもいいでしょう。デメリット対策をしっかりと行い、縦の繋がりを大事にした家造りをしてみてもいいと思います。

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On 2017年12月21日
At 5:57 AM
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ピロケースを転用する

洗いたての爽やかな香りのするピロケースは、快眠にとって大切です。でも繰り返し洗濯して、色あせや変色したものは、別の用途へ転用しましょう。

封筒型でプレーンなタイプなら、収納ケースとして使い回しができて便利です。サイズは一般的に43×63cm程度を使っているケースが多いですが、50×70cmというひと回り大きいものもあります。このピロケースをタンスやクローゼット、オープン棚で保管袋として使ってみます。

ファーの襟巻き、そしてファーやハラコのバッグなど、傷みやすい素材のモノは、一つひとつピロケースに収めてから保管します。他の衣類と一緒にしまうと毛羽が移ってしまいやすいモヘアのセーターも、他の衣類とは別にして、ピロケースに収めておきます。こうしてデリケートな素材の物は、一つひとつゆったり収めると、丁寧な扱いを心掛けるので、物が長持ちし、オールシーズンの保管も安心です。

更にスカートハンガーにピロケースを吊るして、用途を広げましょう。
寝室では脱いだ寝間着をピロケースに収め、クリーニング屋さんへ持ち込みたいシャツを入れ、家でオシャレ着洗いをする衣類を入れ、洗面所ではランドリーケースとして、子ども部屋ではぬいぐるみや人形を収めケースごと出し入れします。

ピロケースは手軽に洗えるので、清潔を保てます。やがて生地が薄くなって破れそうな時がきたら、使い捨ての雑巾として衣装ケースの上やクローゼットの棚をひと拭きしたら、捨てましょう。

クッションカバーも便利に使えます。車の中などで、シートに散乱した携帯電話、お菓子の箱、案内図、チケットなどをかき集めておしゃれなカバーに収めれば、停車中の車の中もスッキリします。

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On 2017年10月15日
At 4:16 PM
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家事スペース

住宅に主婦が希望するスペースの一つが、家事スペースです。家事スペースでは、洗濯物を洗う・干す・たたむという作業をここ一か所で行うことができるスペースです。広さに余裕があればここにファミリークローゼットを設けて“しまう”という作業まで行えるようにしておくと家事が格段と効率よく行えるようになります。

この空間は、家事の中心であるキッチンからより近い場所に設けておくことで家事動線が短く、家事の時短に繋がります。そしてこのキッチンと行き来を頻回に行う洗面室を繋ぐように配置しておきます。天井には室内干しを設けます。洗った洗濯物を抱える手間なく干すことができ、共働きで夜洗濯を行う家庭では大助かりです。雨や雪などの悪天候時はもちろん、花粉や大気汚染物質が飛来して屋外に洗濯物を干すのに抵抗を感じる時にも重宝します。

乾いた洗濯物をたたんだり、アイロンがけをするのに便利なカウンターを設け設けておくのもポイントです。広さに余裕がなければ、使用する時だけ出して利用できるように開閉式のカウンターにしておくといいでしょう。アイロンやアイロン台、裁縫道具などここで使用する物をしっかりと収納しておくスペースも設けておきましょう。

ここにファミリークローゼットがあればたたんだ洗濯物をその場でしまうことができます。住宅内を行ったり来たりと無駄な動きをすることなく作業が行えるので家事効率が高まります。主婦が憧れるのも納得できるのではないでしょうか。家事の時短を実現し、自分の時間や家族との時間を大切にしたいものです。

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On 2017年8月5日
At 1:04 PM
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キッチンの前に腰壁

最近ではフルオープンキッチンが非常に人気です。視界を遮る壁や吊戸棚がなく、リビング・ダイニングとの一体感を高めることで空間の繋がりを大事にでき、キッチンへ人が集まりやすく、積極的に手伝いやすくもなるのです。魅せるキッチンとして存在するのですが、一つ気になるのが調理中や調理後の乱雑になっているキッチンがリビング・ダイニングから丸見えになってしまうということです。

私はそれに抵抗を感じ、キッチンの前に腰壁を設け気になる手元部分をしっかりと隠せるようにしました。コンロ部分は耐熱用のガラス張りにすることでリビング・ダイニングとの一体感を損なうこともありません。これなら乱雑になっているキッチンが見られる心配もないため、見た目の印象を悪くしませんし、急な来客時でもスムーズに対応できるのです。

また、この腰壁を利用してL字型にカウンターを配しました。ここで子ども達がおやつを食べたり、お絵かきやひらがなの練習をしたりします。キッチンで家事をしながらも子どもとのコミュニケーションが取りやすいのです。家事や育児の合間の私の休憩スペースとしても利用します。パソコンを使用することもあるためしっかりとコンセントを設けているのです。

また、壁の厚みを利用してキッチン側には調味料入れのニッチを設けています。作業スペースに並べられていた調味料をニッチ内に収めたことで作業スペースが広々と調理がしやすくなっています。キッチンの前に腰壁を設けたことでキッチン周りが充実しているので家事をするのが楽しくなっています。

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On 2017年4月25日
At 10:48 AM
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平屋住宅

階段のない平屋住宅は安全性の高い住まいです。住宅内の事故で多いのが、階段での転倒や落下事故です。これらの事故の心配のない平屋住宅は、小さい子どもから高齢者まで安心して暮らせる住まいと言えるのです。また、階段を設けることで階段下にはデッドスペースが生まれます。このデッドスペースを上手に活用しないと住宅への不満となって表れるのですが、階段を設けない平屋住宅は、デッドスペースを生まず空間を有効活用しやすい住まいでもあるのです。

階段がないのでその分間取りをコンパクトにするのもいいですし、収納を増やすこともできます。家族構成や暮らし方によっては、二階を作っても将来上がらなくなることもあるので、無駄なスペースを作らずにすむことにもなるのです。ワンフロアなので家で孤立する場所がなく、家族が自然とリビングに集まってきやすい住まいでもあります。小さい子どもがいる家庭では子どもの様子が把握しやすく、安心できることでしょう。

そして、部屋から部屋への移動のしやすさも高い住まいでもあるのです。掃除機を抱えて階段を上り下りする手間もなく、移動の際に階段を挟まないため動線がコンパクトというのも嬉しい点です。住宅内の移動のしやすさは暮らしやすさと大きく関わってくるだけに平屋住宅は老若男女問わず暮らしやすい住まいでもあると言えます。庭との一体感を得られますし、風通しがいい平屋住宅は近年人気を高めているのです。希望の間取りを実現するにはある程度の土地の広さが求められますが、予算や土地の広さ、間取りなど様々な観点から考え、平屋住宅にするのもいいのではないでしょうか。

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On 2017年3月23日
At 9:14 AM
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